【うさぎ店長日記】Aldenは必ずしも最高と言うわけではない【ファッション】

–後日追記–

※この回はAldenについて記述します。当店の考えるAldenの問題点をご覧ください。

なお、Aldenのおすすめポイントはこちら↓にも書いてあります!好評ですので、是非ご覧ください!!

Aldenをおすすめする10の理由

 

また、Aldenの商品一覧は、こちらで、一番売れ筋の商品はこちらです。

—-

 

こんにちは。

 

うさぎ店長こと餡です。

 

 

 

久しぶりの更新になりました。季節はすっかり秋ですね。

大根(本来は冬野菜のはずですけどー。)がうまいです。

 

 

さて。

 

私、靴屋の店長として、そろそろ半年仕事しているわけですが、その間ずっと靴の勉強をしております。

 

 

飼い主から店長を言い渡されたあの日には、全く知らんかったAlden,EdwardGreenは、

今や当店の売れ筋商品(と言いうか他がなさすぎ。。。)という事もあり、それなりに知識を、持っているつもりです。

 

 

この間なんか、飼い主の仕入れ商品探しにつきあって、靴屋に行った際、

 

 

私:「ぷうぷうぷぷう。(訳:グッドイヤーウェルトかマッケイで作られた靴で、日本未入荷のやつありますか?)」

展示場の人:「え!?なんだこのうさぎ!? (; ・`д・´)」

 

 

と、プロをも知識で圧倒してやりました。( ・´ー・`)

 

 

自分で言うのもなんですが、まさに店長としての仕事をしてやったわけです。( ・´ー・`)
(あ、今日はドヤ満載のブログですので。お気を悪くされませぬよう。)

 

 

そんな中、最近ちょっと気になっている事があります。

興味がわき知識もついてくると、言いたい事も出来てきます。

 

 

なので、今回は、この場を借りて言わせて頂きたいと思います。
上から目線ですが、ご容赦を。

 

 

言いたい事。それは、

 

 

 

「Aldenは本当に最高なのか??」ってことです。

いや、正確には、「巷ではAldenの悪いところが全然あげられてないぞ!」ってことです。

 

 

 

 

当店の一押し商品なので、これをディスるのは勇気がいります。

でも、あえて言いたいのは、靴にはシーンに合った使い方や、デザインがあり、

同様に、靴のメーカーにもいいところと悪いところがあるということです。

 

 

例えば、外羽根式の靴(今度飼い主が「うんちく」で書きます ⇒2012/10/21追記。 こちらに書きました。) は、

内羽根に比べて着脱のしやすい構造を持っていることから、アクティブなシーンに向いています。

日本の式では許されていますが、本来パーティーなどでは歓迎されません。

元々の生い立ち(靴の生まれ)がそういうところにあるためです。

 

 

同様にAldenの靴にもいいところと悪いところがあります。

 

 

Aldenの人気靴(素材)はコードヴァンが使用されているもので、当店でもよく売れています。

ご購入下さる方は皆、コードヴァン=Aldenというイメージがあるので、あの光沢を求めてAldenを探されています。

 

 

 

でも、コードヴァンは独特の光沢と履き皺を持つという、素晴らしい点が魅力である半面、

耐久性という面に目を向けると、一概にイイとは言い切れないところがあります。

 

 

コードヴァンは、確かに繊維は緻密で、キズなどに対しては強いと思います。
ただ、カーフなどと違って内側を使うため、繊維の構造上、内側から割れてしまうという事が起こりえます。

 

 

また、これはアメリカ靴全般に言える事ですが、

日本製の靴などに比べて作りが荒いです。平たく言うとおおざっぱなのです。

 

 

これは、日本人、アメリカ人といったイメージ上の話だけではなく、実際に

接着剤がはみ出している率が6‐10倍とか、両足のサイズが違う可能性が12倍

と言った表に出てこないものの、数値として存在しているものなのです。

 

 

なのに、最近の雑誌の特集のされ方とかを見ると、

「コードヴァンは最高の素材」とか、「Aldenは堅牢だ!」とかといった

売り手側の情報ばかりが流れていて、悪いところが語られていません。

 

 

表層的なファッション性と、売り文句のような、いい面ばかりが取り上げられていて、

履く人が、その情報をうのみにして買ってしまうと、後で後悔するのではないかと思っています。

 

 

勿論、当店も売り上げはほしいので、煽る側の気持ちは分かります。

 

 

でも、買った人が一度後悔すると、その次から買ってもらえなくなりますし、

友人などにも勧めてくれなくなります。

結果、メーカーも、販売店も、ユーザーも、皆が不幸になるんです。

 

 

 

せっかく買っていただく方には、悪い面も考慮してなお、Aldenが欲しいと思ってほしいのです。

長い付き合いを求めて買われるのであれば、いい面と悪い面を合わせて知ってほしいのです。

「結婚したらなんか違った」という夫婦生活を送ってほしくないのです。

 

 

Aldenはやんちゃな靴です。

 

 

 

作りは荒いし、出荷時から微妙に傷が付いているものさえあります。

 

 

でも、愛した分は返してくれる義理人情のわかる靴です。

使い込んだ時に出てくる味わいや、見せる表情は、他の靴では見られないものです。

ネームバリューから来るステータスや、多くのファンがいることによる愛好家同士の会話も、その価値の一つでしょう。

 

 

Aldenは「最高の靴(メーカー)」じゃありません。

でも、「最高に好きな靴(メーカー)」にはなるかもしれません。

 

 

その橋渡しをしたいと思っている、今日この頃です。

 

 

む。

 

 

なんかいいこと言った気がする。

文句言っただけだけど、書いてて途中から店長らしくなった気がする。なんか非常にいいこと言った気がする。

 

 

うむ。 (´゜Д゜`)満足したのでこの辺で。

 

 

今日は長文お付き合いいただきありがとうございました。

 

ではー。

 

うさぎ店長餡より

 

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