うさぎ店長ブログ
【Alden】私がAlden(オールデン)をお勧めする10の理由。
2013/8/27
こんにちは。
うさぎ店長こと餡です。
約1か月ぶりの更新になってしまいました。。。
夏バテして済みませぬ。
さて、今日は靴屋の店長らしく、当店の商品をお勧める記事を書いてみたいと思います。
第1弾はAlden(オールデン)についてです。
長くなるので、今日は駄話無しで行きますよ☆
他の高級靴にも当てはまる部分もあるかもですが、できるだけ記載しないという、
まさにAlden尽くしの記載にしたいと思います!
では、どうぞ。
「私がAldenをお勧めする10の理由。」
1.無骨極まりないデザイン
私がAldenを好きな理由はまさにこれ。これにつきます!
やっぱ、どんないい靴でもデザインがかっこ悪くてはダメなのです。
そんな中でも、イタリア靴、フランス靴のような美しい靴や、
英国靴のような紳士的な感じの靴も好きですが、
Aldenの靴は古き良き米国を象徴するような感じで、
時代の流れに媚びない普遍的な美しさを持っています。
「男の靴!」って感じがするのです。
Alden9901(プレーントゥ)のような、シンプルデザイン×コマンドソール
のようなものが、まさにそれ!といった感じですね。
シンプルなレザーソールの990(販売ページはありませんが、実は当店でも取り扱い可能です。こちらよりご連絡ください。)
なども、もちろんありですし、AF75(ウィングチップ)のような意匠が施されたものでも、
華美になりすぎずかっこいいと思います!
2.堅牢なつくり
これは有名ですね。市販されている製品はほぼ全てグッドイヤーウェルト製法にて
(一部のモカシン靴はマッケイ)作成されています。
グッドイヤーの堅牢さについては、こちらを見ていただくとして、
Aldenはさらに革が分厚いという特徴があります。(主観。)
同じアメリカ靴×グッドイヤー製法のアレンエドモンズなどと比べると、
アッパーに使用されている革が明らかに肉厚だと思いますので、
その分丈夫だと言えるのではないでしょうか。(その分、靴が重いですが・・・)
3.使用されている素材が上質
Aldenといえばコードヴァン!と言えると思いますが、
そのコードヴァンは世界的に名高いホーウィン(HORWEEN)レザー社の物を使用しています。
通常、硬質ゆえに靴にしにくいがコードヴァンですが、
同社のタンニンなめしシェルコードヴァンは適度にオイル加工を施すことで、
独特の柔らかさを持つようになり、履き込むほどに足に馴染むといわれている
最高級のレザーとなっています。
また、2にも記載しましたが、同社と取引がある
アレンエドモンズ、アルバラデホー等と比較しても、
革の中心部かつ肉厚の部分を使用しているという点があり、
最高級の素材を使用していると言えるでしょう。
4.コードヴァンの風合い
上の理由2と3によって生まれるのが、履きこんだ際に生まれる履き皺(しわ)です。
新品の時は表情がない靴でも、使用しているうちにどんどん味の出たいい靴となっていきます。
10年物のAldenなんて、もうお宝ですよ!
簡単に壊れず、しかも、いい素材を惜しげもなく使用することが出来ているから
長く育てることができるのです。
自分で育てられるお宝なんて、素敵でしょ!?
5.メーカーの持つ歴史
Aldenはマサチューセッツ州のミドルボロウに1884年に設立され、
来年で丁度130年になります。(こちら参照)
1世紀を超えるその歴史の中で、数々の著名人達に愛用され、
改善が積み上げられてきた歴史は、他の新興メーカーにはない魅力です。
また、長く履くことを考えれば、購入後のメンテナンス等において
純正の器具が今後も長く作り続けられていくと考えられるのは、大きな魅力ですよね!
6.豊富なラスト
ラストは時勢の移りとともに新設、廃止を行うものなので、
増減があるのですが、現在Aldenには全部で11種類のラストがあると言われています。
(一部、こちらにも記載があります。)
当店でも取扱いのあるエドワードグリーンの現在のラインナップが8種類
(909,808,202,606,82,888,32,65(参考:http://www.edwardgreen.jp/order/02.html))
であることを考えると、比較的多いと言えるでしょう。
それぞれのラストごとに、その特性があり、
靴のデザインにあった最適のラスト、自分に合った靴の形を選ぶのに役立ちます。
当店でもご質問は受けておりますので、お迷いの際は是非!
7.履き心地の良さ
やっぱり靴は実用品ですので履き心地がいいことが大事ですよね!
Aldenならその点もしっかりカバーされています。
6の理由にも関係してくることですが、Aldenは、元々最高品質の素材で
ウエルトされた紳士用トラディショナルシューズの製造に加え、
問題のある足でも敵宣にフィットし、均整回復を可能にする
整形法のデザインにて有名になりました。
そのため、履き心地の良さを引き出すことに関しては一日の長があります。
履いた時に感じる最高級のコルク材の感触は、履くほどに足に馴染み、
世界に1足のその人だけの靴になっていくのです。
8.手ごろな値段
最高級という言葉をここまで何度か使用していますが、
Aldenのお値段は大体10万円前後(2013年度当店調べ)の価格帯となっています。
町の靴屋さんで置いてある靴としては高級、高額な部類かもしれませんが、
EdwardGreen(エドワードグリーン)の価格帯が大体15万円前後、
JohnLobb(ジョンロブ)が大体20万円前後であることを考えると、
本格靴の中では比較的安価と言えるお値段だと思います。
仮に10年履いたとすると1万円/年程度の計算になります。
メンテナンスをしっかりすれば、もっと使用することもできるでしょう。
そう考えるとお得な気がしてきませんでしょうか。
9.begin等の雑誌で毎回のように特集される
( ※http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008OXAULE/beginmagazine-22から拝借。問題あれば削除します。)
昔から多くの雑誌に取り上げられるなど、日本でもしっかりと地位を確立している
Aldenですが、近年特にその傾向が強いです。
「流行には流されないぜ!」「ミーハーは嫌だぜ」
という方も多いと思いますが、自分の買った靴について特集されていると、
やっぱり嬉しいもので、靴が作られた背景や、作り手の思いなどを
しっかりと確認することができるというのもいい事かと思います。
メンテナンスの情報や、その靴にあったコーディネートなども
定期的に雑誌に取り上げられているので、参考になりますよ!
10.フリークが多い
9にも関連ですが、Aldenは世界中に愛用者(フリーク)がいます。
日本に輸入されている本格靴の中では、一番売れている靴と言っていいかもしれません。
そのため、国内にもたくさん愛用者はおり、ある程度大きな都市の繁華街を10分も歩けば、
履いている人を見かけることが出来ると思います。(場所にもよりますが・・・。)
靴のメンテで困った際などでも気軽に相談できる環境がありますし、
何よりフリーク同士の会話は楽しいものです。
「自分の周りにはいないなあ」と思った方も、
靴の修理屋さんに持って行った時、また、セレクトショップに行った時などに、
Aldenのブランド力と知名度を知ることになりますよ☆
店員さんから話しかけられる、といった経験ができるのも
Aldenならではかと思いますよ。(これは人にもよるわけですが。。。)
こちらにFacebookのファンクラブもありますね!
11.・・・っていうか取扱店が多いねん!
おすすめする理由を書ききったところで、当店の意見をば。
Alden大人気
→いっぱい売れる
→うちも扱おう
→販売店いっぱい
→競合が・・・(^^;)
→売上のびなくね・・・??(^^;)(^^;)
っていうのは、きっと当店の営業努力のせいなので置いておいてw
でも、売れるからって理由以上に、ホントいい靴なんです。
Aldenって。
少なくとも、飼い主と私は好きなんです。
靴のフォルムも、品質も、履き心地も、ブランドの歴史も、
そして何より当店に卸してくれる米国店舗のご主人も、みんな大好きです。
靴一足で、お客様だけではなく、販売する側の人間、
もっと言うと作り手まで、皆を笑顔にさせる靴だと思っています。
私も、その関わる一人として、お客様に笑顔になってもらうように、
一生懸命がむばります( ゚д゚)ノ
これらが私がAldenをおすすめる理由です!
勿論、他のEdwardGreenやJohnLobb、Church’s、Gaziano & Girlingにも
独自の良さがあり、全部お勧める理由があります。
近々記述していくようにしたいと思いますので、
是非お楽しみに!
今日は、まじめなブログでした。
たまには真面目に書かないとね。久しぶりの更新ですのでね。。。 (^^;)
ではー。
うさぎ店長 餡より
オールデンの靴はこちら!