【うんちく】ラスト(木型)について

 

–後日追記–

 

※この回はAldenのラストについて記述します。

きっとお役に立つ内容ですので、靴好きの方は是非、最後までお付き合いください。

 

なお、Aldenが好きな方は、当店のおすすめポイントをこちら↓に書いております。好評ですので、お目通しくださいませ。

Aldenをおすすめする10の理由

 

また、Aldenの商品一覧は、こちらで、一番売れ筋の商品はこちらです。

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以下、本題。

 

 

ラスト(靴型、木型とも言う)は靴の基本的なフォルムを決める、重要な道具です。

詳細は、こちらにて詳しく書いていますが、この靴型によって履き心知、靴のフォルムが変わってくるため、

各社技術の粋を集めて最高のラストを制作します。

 

弊サイトでは、Alden(オールデン)の靴を扱っていますので、そちらを例にお話ししましょう。

 

オールデンの定番商品を語る上で、ラストの説明は省けません。

 

 

この図は、オールデンの正規代理店でよく使用される、ラストの比較表です。

同じような靴にも結構な違いが出ているのが分かるでしょうか。

 

 

さて、国内に入ってきているオールデンのシューズは、大きく分けて4種類のラストが使用されています。

下記の図を参考に、お話ししましょう。

 

 

 

左からお話しします。

まず、一つ目は1950年代初期にドレスコンフォート用として開発されたバリーラスト。

 

その代表的なシューズはラスト990を使用したプレーントゥです。

 

この靴を持って、オールデンの定番と言う人が多いほど人気の1足で、近年ではトムブラウンが愛用していることからも注目度が高まっています。

 

やや長めのヴァンプと狭めの履き口で足の甲をすっぽり包み込むため、履きやすい木型といえるでしょう。

少しぼってりと野暮ったい感じがいかにもアメリカ靴といった趣を醸し出しています。

 

 

2つ目はモディファイドラストです。

ハンディキャッパー用のオーソぺディックシューズを開発してきたオールデンが、

1963年にそのノウハウを注ぎ込んで健常者用に開発したラストで、オールデンならではの木型といえます。

現在もドレスラインとしてはオールデンのカタログに載っていないのですが、

1979年にフランスの名店アナトミカのピエール氏によってファッションアイテムとして提案されたことの影響を受けて、

日本ではドレスシューズとして広まっており、定番アイテムとして外羽根Vチップが多くのショップで展開されています。

 

 

そして、3つ目はVANラストです。1960年代初期に生まれたこのラストの定番といえばペニーローファーでしょう。

 

ブルックスブラザーズ別注のVANラストのローファーこそが、日本にオールデンが上陸したころに話題となったモデルなので、

昔からオールデンを知っている人にとってはまさにエバーグリーンといえる存在です。

国内に入ってきているVANラストはオリジナルに若干の修正が加えられ、より日本人の足に合った作りになっています。

 

 

最後に、4つ目はミリタリーラスト。第ニ次世界大戦中に軍の要請で制作されたラストで、

定番アイテムもタンカーブーツのようにいかにも軍の将校などが履いていそうなデザインが中心となっています。

 

上述のように、他にもラストはいろいろと存在しているので、

シーズンによってセレクトショップの別注といった形でこれからも登場することでしょう。

 

 

靴を購入するときは、是非サイズだけではなく、そのラストにもこだわってください。

 

きっと、ワンランク上の靴選びが出来ますよ!!

 

 

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